電話占いの歴史

電話占いというサービスは1990年代にスタートしたといわれています。きっかけのひとつはNTTが始めたダイヤルQ2の占い情報サービスだったようです。もうひとつ、通話料を着信者に負担してもらうコレクトコールのサービス開始も後押ししたのでしょう。誰が始めたのかということについては定かではありませんが、占い師が個人的に始めたものらしいです。
個人で始めた電話での占いが当たって依頼が殺到するようになった占い師は、手が回らなくなって他の占い師に手伝ってもらうようになります。そんなことから会社設立という方向になっていったようです。
その後、2005年ごろからスピリチュアルという言葉が世間をにぎわせるようになりました。テレビ番組でもよく取り上げられ、占いは爆発的な流行をみせました。同時に、携帯電話の普及や通話料の値下げなど、電話占いにとって追い風になることが重なって全盛期を迎えるのです。
現在では、電話占いの会社は約200ほどあります。ただ、安定した実績をあげることができているのはほんのわずか、老舗と人気占い師が所属している会社だけで、入れ替わりの激しい業界となっているようです。インターネットの普及も高速で進んでいる中で、今後のありかたが問われるところです。

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